桜花学園、59回目の全国大会制覇

和歌山市で26日に開かれた和歌山国体バスケットボール少年女子決勝で、名古屋市昭和区の桜花学園高単独チームの愛知県が、岐阜県岐南町の岐阜女子高単独チームの岐阜県を55対53で破り、3年連続18回目の優勝を果たした。桜花学園は男女合わせて全国最多となる59回目の全国大会制覇を達成した。
今夏の高校総体と同じ顔合わせとなった決勝は、桜花学園の矢田真悠選手(3年)が残り10秒で決勝シュートを決め、大接戦を制した。
これまでの最多優勝記録は男子の秋田・能代工高の58回だ。桜花学園は高校総体21回、高校選抜20回を加え、上回った。能代工は2人の監督で達成したが、桜花学園は1986年から指導する井上真一監督(68)が一人で重ねてきた。井上監督は「選手がよくやってくれた。堂々と破りました」と目標を達成し、ほっとした表情を見せた。
遠藤桐主将(3年)は「全国最多はこれまで積み上げてきた先輩たちや井上先生のおかげ」と笑顔で語った。今季の残りは高校選抜で、3年連続3冠に向けて「プレッシャーをはねのけ、通算60冠を目指す」と宣言した。