昨シーズン途中にフェニックス・サンズからマイアミ・ヒートにトレードされたゴーラン・ドラギッチは、身の回りの出来事が落ち着いた今、自身のプレーに集中できると新シーズンに向けた期待を語った。
トレードされた2月についてドラギッチは、新しいチームと街、戦術に馴染まないといけなかった上、妻もちょうど出産を控える忙しい時期だったと告白。また、翌年以降もチームに残るかどうかもわからず、不安もあったと話した。
今オフにチームと5年契約を結んだ現在は、マイアミで住居を探していると明かしたドラギッチ。「大きなプレッシャーがあったが、その日々も終わった。今はチームとバスケ、家族にだけ集中できるし、それが大切」と意識の高さをうかがわせた。また、昨季は肺血栓のため、一度も一緒にコートに立つことのなかったクリス・ボッシュが復帰することについて「彼がいるのといないのでは、大きな違いがある」と期待した。
ボッシュも「(ドラギッチと)似たような選手とプレーしたことはある。一緒にプレーを続けることによって、呼吸も合ってくるだろうし、結果としてあらわれるだろう」と自信を示している
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
ゴラン・ドラギッチ(Goran Dragić、1986年10月21日 – )は、スロベニアのプロバスケットボール選手。NBAのマイアミ・ヒートに所属している。ユーゴスラビア連邦スロベニアリュブリャナ出身。ポジションはポイントガード、シューティングガード。193cm、81.6kg。
ー経歴ー
2003年、17歳でスロベニア2部リーグのチームでプロデビュー。
2004年にはスロベニア1部リーグのチームに移籍。
2006年、20歳でスロベニアA代表デビュー。同年行われた世界選手権に出場。
2008年のNBAドラフトで、サンアントニオ・スパーズから2巡目45位で指名されたが、数年前からドラギッチに注目していたというフェニックス・サンズが、 スパーズにトレードを申し入れ、将来のドラフト指名権などと引き換えにドラギッチの交渉権を譲受され、ドラギッチと3年契約を結んだ。サンズ入団後は主にスティーブ・ナッシュの控えを務めた。
2009-10シーズンのウェスタンカンファレンスファイナルのロサンゼルス・レイカーズ戦では、同じスロベニア出身のサーシャ・ブヤチッチと、激しいマッチアップと舌戦を繰り広げた。両者は昔から仲が悪かったという。
2010-11シーズン途中にヒューストン・ロケッツに移籍し、それ以後はスターターに定着。ロケッツでの活躍が認められ、2012-13シーズンにフェニックス・サンズに復帰した。
2013-14シーズンには、最も成長した選手に贈られるMIP賞を受賞した。
2014-15シーズン、弟であるゾラン・ドラギッチがサンズに加入。兄弟で同じチームに所属することとなった。2015年2月19日、弟のゾランと共にマイアミ・ヒートに移籍した。
プレイスタイル
オフェンス志向のポイントガード。ヨーロッパ選手には珍しくドライブを多用し、ゴール下での独創的なシュートフェイクでビッグマンを欺きシュートを決める。シューターではないが、3ポイントも撃てる。